採用のために伝えるべきこと

転職を希望して活動を続けていくと書類面接であっても面接試験であっても、必ず転職理由というものを尋ねられます。この転職理由は、採用担当者が応募者がどのような性格をしており、仕事とマッチするのかどうかをはかるために尋ねられる質問です。そのため、上手く答えることができなければ、悪い印象を与える結果になるかもしれないので、しっかりと考えてから採用試験に臨む必要があります。

この転職理由について多くの方が勘違いしている間違いがあります。その間違いというものが、転職理由を尋ねられているのに退職理由を応えるだけで終わってしまうというものです。退職理由にはさまざまな理由がありますが、職場環境の悪さや待遇への不満などマイナスなイメージが多くなりがちです。しかし、ここまでで質問回答を終わらせてしまうと、マイナスなイメージだけを残す上にどうして転職にまで至ったのかといった転職理由を応えていません。

転職の理由は、今回の転職によってどのような仕事ができる職に就きたいのか、どうしてそのように考えるようになったのかといった、志望動機にも大きく関係する未来の話をすることを指しています。

また、単に前職の退職理由や不満を述べたとしても、物事に対する改善能力がないと判断されてしまうので、問題点があるならばそれらを改善するための改善案や今現在持っている自分の能力で何ができ、何をしたいのかといった未来の話をしなければ、採用に繋がらないでしょう。